ベンチェー – 慣れ親しんだ感情があふれる帰郷
私たちはまた、大切な同僚の故郷である ベンチェー に帰る機会を得ました。初めてではありませんが、毎回訪れるたびに癒しの旅のようで、素朴で誠実な体験を通して、絆が深まる場所です。


朝早くから、私たちは皆で市場へ行きました。新鮮な野菜や魚、香辛料を自分たちで選び、メコンデルタの郷土料理の準備をするという、とても楽しい体験でした。みんなワクワクしながら笑い合い、まるで週末を迎える家族のような和やかな雰囲気でした。


今回の旅は、まさに「田舎のごちそう」といえる内容で、チャオ(発酵豆腐)で煮た鴨鍋、サクサクのバインセオ(ベトナム風お好み焼き)、熱々の鶏粥、そして香ばしい焼肉 が並びました。誰もが手を動かし、刻んだり、味付けしたり、焼いたりと大忙し。でも一番素晴らしかったのは、準備の間中、絶え間なく響く笑い声でした。
分かち合うことで理解し、つながることで強くなる
午後は、みんなで近くの遊園地へ。そこには昔ながらの遊びや素朴でかわいらしい風景が広がっていました。手漕ぎボートでの「ちょっと怖がるフリ」や、綱引きで転んで大笑いする場面など、楽しい思い出がたくさんできました。


夜になると、皆が輪になって座り、ただ食事をするだけではなく、お互いのことを語り合い、心を開く時間となりました。仕事のプレッシャー、将来の夢、そして今まで語られなかった個人的な話まで。初めて本音を語る人もいれば、静かに耳を傾ける人もいて、皆がこれまで以上に心の距離を縮めることができたと感じました。
今回のベンチェーへの帰郷は、同僚との絆をさらに強く結び直す旅となりました。理解し合い、信頼し合い、そしてこれからの長い道のりをともに歩んでいくための、かけがえのない時間でした。