ブログ

ベトナムのsimのチャージ方法(iOS7)をお教えします。

 
こんにちは。今回はベトナムの携帯電話の料金チャージ方法をご紹介します。
 
 
ベトナムではほとんどの携帯電話がプリペイド式で、携帯電話もほとんどSIMフリー。家族割引や学生割やパッケージ料金プランはなく、サービスで差別化をするのが難しい世界です。(一応法人プランや月締めプランはあるようですが。。)
 
 
そんな中で携帯キャリアVittel(ヴィッテル)、Mobifone(モビフォン)、Vinafone(ビナフォン)の上位3社がしのぎを削っております。携帯業界のせめぎ合いについてはまた別の機会に譲るとして、今回は電話料金のチャージについて。
 
 
プリペイド式の携帯の場合はThe Cao(テーカオ)と呼ばれるカードをガシガシ削って出てきた番号を入れるという方法を取ります。私が使用しているキャリアはMobifoneですので、今回はMobifoneを例に話を進めていきます。
 
 
まずはThe caoをゲットする必要があります。これは非常に簡単。500m毎くらいに現れる路上のタバコ屋、Cua hang(雑貨屋)、携帯屋、その他THE CAOとかViettel、Mobifone、Vinafoneというボードが出ているところであればどこでも買えます。SIMという文字があればSIMカードだって買えちゃいます。
 
 
「えっ、路上でSIMカード買えちゃうの?」
 
 
SIMロック鎖国による携帯ガラパゴスで育ったサムライの末裔たちにはカルチャーショックかもしれませんが、それくらい簡単にSIMカードが買えてしまうのです。しかもお値段8万ドン(約400円)で無料通話も3万ドン(150円分)くらいついてきます。ソフトバンクの孫さんもハゲ上がっちゃうくらいの格安価格ですね。ちなみに通話料金は30秒で900ドン(4.5円)程度とこちらも驚きのハゲ上がりプライス。
 
 
さて、SIMカードとTHE CAOを入手したあなた。あとは裏のスクラッチ箇所をガシガシ削って番号をあられもないほどむき出しにしたら、その番号を入力するだけ。ただ、番号の入力の仕方が全てベトナム語で書かれているから少し不安です。
 
 
私も最初はやり方がわからないので、買った店の人に入れてもらってました。が、異国の地で身を立てようと志す若き起業家が店先で乳飲み子を抱えた若い小娘におんぶにだっこのフルサポートをしてもらっているようでは格好がつきません。覚えれば簡単なことです。
 
 
*100* と入力したあと続けてあられもない12桁の数字をぶち込み、その後に#を押して電話をかけるとデータセンター(かどうか知りませんが)が処理をしてすぐさまチャージが完了します。結果はSMSで通知されます。「あといくら残高あるか知りたい、うちそれが知りたいんや!」という知りたがりなおてんば娘のために、残高照会サービスもあります。*101#に電話をかけるとすぐさまSMSで残高が紹介されます。
 
 
残高照会をしなくても残り5000ドンくらいになった時にSMSで通知してくれます。カーナビに「5m先、通行止めです。」って言われるくらい唐突ですね。まあベトナムの通話料金であれば通話中であっても5000ドンあれば2分以上話せるので、なんとかなりますかね。
 
 
ちなみにちなみに料金のチャージは1万ドン(50円)からできます。なんせたばこを1本からバラ売りする小分け売り天国ですから、それくらいのミニマムロットはあってしかるべきかもしれませんね。さて、乳飲み子を抱えたThe cao売りの手を借りずともチャージができるようになったぞと有頂天になっていたのもつかの間、ある日突然この方法ではチャージができなくなってしまいました。
 
 
きっかけはiOS7へのアップデートでした。だから従来のちんけな通話SMS専用携帯をお使いの皆様は従来の方法でチャージができます。ここからはiOS7をお使いのIT高等遊民の皆様向けの内容になります。「また乳飲み子に逆戻りか。」とラピュタのロボット兵くらい肩を落として落ち込みかけていたのですが、なんとか方法を見つけました。
 
 
今まで通り*101*xxxxxxxxxxxx#を入力して通話ボタンを押すと、普通に*101*xxxxxxxxxxxx#に電話がかかってしまいます。「iphoneの最新バージョンがなぜこんな簡単なコードすら認識できず、あまつさえそれを通常通話と勘違いするなんてそれでも最新式か!?」と、この精密機器を自慢の豪腕で鉄くずに戻したろかと考えましたが、なんとか思いとどまりました。やり方は簡単。
 

Mobifoneの場合

 
1) 900に電話をかけます。
2) ゴニョゴニョと英語のアナウンスが流れますので、あたかも一言一句漏らさず聞き取れたかのような気取った顔で2を押します。
3) 12桁の番号を光の早さで打ち込み間髪入れずに#を押せばチャージ完了です。
 
 
旧式言語の*100*はブービートラップ、もはや誰からも必要とされない過去の産物ですので音速で忘れて下さい。ちなみに900の後に”1″を入力すると残高が聞けます。そのあとすかさず2を押すと残高をSMSで送ってくれます。ということで、今回はベトナムでの旧式と最新式の通話料金チャージ方法をご紹介しました。
 
 
Vinafone, Vittelのios7ユーザーの方、大変申し訳ありません。1/3の確率にかけてくださいVinafone, Viettelの最新チャージ方法については分かり次第追記します。
 
 
【追記2014年7月9日】
VinafoneとViettelも同じやり方とのことですので、試してみてください。

 
 
ベトナム携帯事情シリーズは今後も数回続く見込みです。日本とは違った独自の携帯文化を育んできたベトナムでは、プリペイドでチャージした残高を使って簡単に決済ができてしまいます。魔法のチャージカードTHE CAOを使った決済方法もあるので、その辺についても次の機会にご紹介します。