ベトナム進出、会社設立をお考えの皆様は、ベトナムの物価については色々気になることと思います。今回はベトナムの電気代についてご紹介します。
以前は停電が頻発し、電力も不足分をラオスから購入していたベトナムですが、最近は停電もほとんどなくなってきました。
電気代は1kwあたり3100ドン(約16円)となっています。こちらはビジネス料金で、一般家庭向けの請求料金は1kwあたり1500ドンほどで半額以下になっています。日本の一般家庭の電気代が1kwで20円ほどということで、家庭用料金だとベトナムは結構安いですね。
では早速ワコンチェの下記の電気代を見てみます。どんどん増えていくのですが、累計です。1ヶ月大体1000~1300kwといったところでしょうか。
【2013年】
11月 1136kw
12月 2070kw
【2014年】
1月 2933kw
2月 3707kw
3月 4337kw
4月 5586kw
5月 6796kw
6月 8122kw
7月 9304kw
8月 10619kw
9月 11979kw
10月13375kw
9月分の使用料が1396kwなので、3100ドンをかけて4,327,600ドン。これに10%のVAT(付加価値税)がかかって4,760,000ドン(約24000円)ほどになりました。参考までに電化製品の使用電力を調べてみました。冷房は1台で1時間約0.5kw。2台あるので1時間1kw。冷房をつけているのは朝7時~夜6時までの11時間なので11kwほど。土曜の午後と日曜は休みですので25日の可動で275kw。上記の消費電力量は28度に設定した際のものなので、日中一面ガラスの窓側からの太陽熱で温室化する当事務所では、電気代が2倍かかっていたとして550kw/月。ノートパソコンは多めに見積もって1台1日1kw。16台が25日稼働で400kw。マルチディスプレイ用の液晶モニターも1日1kw✕7台✕25日=175kw。
その他の電化製品は冷蔵庫とプリンター、電話とインターネットのルーター、社内カメラくらいのものですが、全部合わせても300kw程度ということでしょう。オフショアの開発会社でもオフィスビルではなく、戸建てヴィラを改装してオフィスにしている所がありますが、こういうところは一般家庭用の電気代のため安いそうです。他社の話では1ヶ月のオフィスの電気代は100ドル(200万ドン)くらいだよと聞いていたので、先月の請求が500万ドンに近づき焦って計算してみました。一時期は電気代が毎月上がっていくので、管理会社にクレームを入れたこともありましたが、意外と妥当なのかもしれません。
以上、そこまで安くないベトナムのビジネス用の電気代についてでした。