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ホーチミンで忍者カフェを開業しました【引越し編2】

 

 引越し、その後。。。

 

やっとの思いで引越しが完了した。引越し当日は遅い時間になってしまったので片付けや掃除などは次の日になったのだが、問題がまたしても発生した。荷物が多いことで、大家のおばちゃんとその旦那さんが機嫌が悪くなっていた。椅子と机がかなり多め。ノーマルサイズの冷蔵庫が2つ、飲食店をやるにしては普通だと思う。屋台が1つ。バインミーの屋台でよく見る台車が1つ。その他調理器具など。確かに全て入れるにはぎゅうぎゅうになるかも知れないが、入らないこともない。

 
 

荷物を減らせという理由は他のところにあった。(やっぱりか、という感じではあるが。)最大の理由は、大家のおばさんとおじさんのバイクを店舗内に止めるスペースが確保できないからということであった。(駐車料金を徴収したい。)後日おじさんが店舗内でラーメンを食べて、生活拠点にしていることが判明するのだが。。。貸借関係を良好に保つこと以上大切なことはないので、その点に関しては、目をつぶりたいと個人的には思う。

 
 

話が脱線したが、とりあえず一旦荷物を減らすことにした。(一旦というのは、営業の状況に応じて、徐々に荷物を増やしていく作戦を計画している)。次の日、バイトの子にも出勤してもらい、荷物の整理も兼ねて、掃除をした。2週間程度旧店舗に置いておいただけの調味料たちが、ほこりにまみれていたのでアルバイトの女の子たちに綺麗にしてもらった。その、綺麗になった調理器具で初めて日本人以外とおにぎり(現在はおにぎらず)の製作をした。以前から働いていたガムさん姉妹は、非常に手際よく豚キムチを作っていく。

 
 

新人の子も初めての出勤にもかかわらず、どんどん食器を洗い、バリバリ仕事をしていた。ここでもベトナム女性の積極性を強く感じた。試作を終えた私たちは、試作品と出来たてホヤホヤのフライヤーを持って近所の露店へと繰り出した。早速試作品を配り始めたが、なかなか手に取って食べてくれない。当然だ。

 
 

見知らぬ外国人の持ってきた謎の食べ物を進んで口にする人は世界共通でない。日本であれば、かなり怪しがられて見て見ぬ振りをするに違いない。ということで、試作品配りはベトナム人アルバイトの子に任せることにした。私は、日本語で話しかけ、半ば強引にバイカー達にチラシを配り歩いた。親日の人が多いからか、日本語で挨拶をすると途端に笑顔になり、受け取ってくれる人が急増した点が楽しかった。試作品も、バイトの子の華麗な話術により速やかに配り終わることができた。

 
 

結果は、どれも好調で、みんな美味しいと言ってくれた。コンビニで売っているおにぎりではなく、手作りのおにぎりは初めて食べる人が多いのではないかと感じた。米文化のベトナムで、おにぎりの概念が普及していない点がとても謎である。こんな流れで、第一回目のおにぎり試作、試供品配りは終了した。おおまかな流れをバイトの子に伝え終わり、次回の研修もやる気が起きた。。

 

 

 

続く。